本当の君を好きになる
女子生徒たちがいなくなると、湊くんは私と凪沙の頭をポンポンと撫でてくれた。
「うん。よく頑張ったね。」
その一言に、凪沙が大声で泣き始めてしまった。
「あー、怖かったよね。よしよし、大丈夫だよ。」
まるで、子どもをあやすかのように、優しく優しく凪沙に接する湊くん。
その様子が、少しおかしくて私は、その場をそっと離れる。
すると、直登と目が合ってしまった。
私は、勇気を振り絞り直登の前へ立つ。
「……ごめんなさい。」
私は、直登の顔を見れずにボソッと呟く。
すると、直登も口を開く。