本当の君を好きになる


***




「──は?」



山登りが終わって帰っている途中の私たち。

久しぶりに二人で歩く通学路は、いつもよりもキラキラと輝いていて──なんて思う暇はない。



私は、直登の言葉の意味が理解できず、その場に立ち止まってしまった。

それに合わせて、直登も足を止める。





「ごめん、もう一回良いですか?」



「……だから、海外の大学に進学する話……無くなった。」





「……は?」





先程と同じ反応をする私に、直登は少し不機嫌な表情でこちらを見てきた。



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