本当の君を好きになる
***
「……はぁ、まじでふざけんな……。」
そう言って、顔を片手で隠す直登。
私も、まだ心臓の音がいつもより早く、すごくドキドキしている。
直登、いつの間にあんなに男らしい体になったんだろう……。
直登も、知らない内にどんどん大人に近づいてたんだ……。
「……姉貴は?」
「あ、お、お姉さんは、出掛けるって言ってたよ!」
「まじか……。イヤホンしてて気づかなかった……。」
「ご……ごめんね……?」
「……別にいい……。」
直登は、全くこちらを見ず、顔を隠したままだ。
でも、耳が真っ赤なの見えてるよ?
空気が気まずいので、私はとりあえず質問をすることにした。