こっち向いて、ダーリン。【改訂版】
「……。」


……。


「……」

「…──!!!!!」

「ダーリン!おはよ!」

「!!!!!」


な、な、な、なんで逢川の顔がこんなに近くに!!!


「どうしたの?」

「なっ…!なんでお前がここにっ…!」

「わたしもお昼寝したくて」

「はあ?!昼寝?!だったら違うとこでしろよ!つーか何してんだよ!」

「え、何って、ダーリンの寝顔があまりにも可愛いもんだから、つい見入っちゃって」

「ばっ…!馬鹿野郎!!ふざけんなよ!!男に可愛いとか暴言吐くんじゃねぇ!!」

「どこが暴言なの?めちゃくちゃ誉め言葉じゃん」

「どこが…」

「顔、真っ赤だよ」

「──!!!」


なんだと?!俺の顔、赤ぇのか?!


「やっぱり可愛いっ」

「てめ…!」

「もしかして、キスでもされるかと思った?」

「──っ!!んなわけねぇだろ!!」
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