こっち向いて、ダーリン。【改訂版】
「だからわたし、咲良のこと好きなら告白しなよって言ったの。そしたらもうフラれてるって」

「あ、そ、そうなんだ…」

「咲良は恋愛沙汰になると本当に鈍いからねー」

「鈍いってより疎いんだよ」

「ちょっとお二方、ひどくないですか?本人を前に誹謗中傷…」

「それより咲良から?!深瀬くんから?!いつから?!どうやって?!なんで教えてくれないのよー!」

「全く、友達がいのない奴め」

「いやいやいやいや。まず付き合ってないしね」

「「はあ?!」」


どこから手をつければいいかわからないけど、とりあえず一番重要なのはこのことだよね。


ああもう、本当に付き合えてたら皆に知られても良かったのに…。


「完全にガセネタですよ」

「この期に及んで嘘つくな!」

「嘘じゃないから!」

「ネタはあがってんだよ!朝一緒に登校してるんでしょ?!帰りも会ってるみたいだし!」


うぞ!なぜそれを!


「咲良と深瀬くんがいるとこ、見た人何人もいるんだからね!白状しなさいよ!」

「わたしだって見たんだから!」


わ、あの時やっぱり春奈に見られてたのか。気をつけてても見てる人は見てるんだね。日頃から行いには注意しないとなぁ。


って言ってる場合か。

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