結婚したくてなにが悪い?!
「逃がした魚は大きい?…裕人にとって私がそうなら…私、もっといい女になって、絶対幸せになってやる! そして滅茶苦茶悔させてやる!」
私はそう言ってビールを煽った。
すると彼は「まぁせいぜい頑張れ?」と言って私から缶ビールを奪った。
「ちょっと取らないでよ?」
「あのなぁ!?… 深酒して転んだりしてみろ
傷が開くぞ? そしたらあんたの大好きな仕事、もっと休まなきゃいけなくなるけど、いいのかよ?」
「・・・・」
良くない…
これ以上皆んなに迷惑掛けれない。
「分かったら大人しくしてろよ?」
私は頭(こうべ)を下げ「はい…すいません…」と囁いた。彼は「そんなに落ち込むな?」と言って、私の頭をクシャクシャとした。
「今夜は元気が出るように肉食おうぜ? いい肉食わしてやるから元気出せ? よし病院の帰りに肉屋に寄るぞ!」
「え? いいよ。 そろそろ自分の家に帰るよ? これ以上迷惑掛けれないし、病院もひとりでタクシーで行くから…」と、話していると私の携帯がなった。
由美だ。
「もしもし」
『恭子!? あんた今どこ?』
あっ・・・
慌てた様子の由美の声に、私は由美には連絡するつもりで、連絡してない事を思い出した。