結婚したくてなにが悪い?!
エミちゃんのお義母さんに許可を頂き、エミちゃんと話をさせてもらう事になった。
「エミちゃんはお義母さんの事嫌い?」
無言で首振るエミちゃんに「じゃ、好きかな?」
私の問にエミちゃんは首を縦に頷いた。
「じゃ、何か心配事あるの?」
「あのね…あのね…エミが居るから赤ちゃん要らないって!」
「お義母さんが言ってたの?」
聞いた訳ではないから分からないけど、多分、再婚したばかりで、エミちゃんとの親子の絆も出来ないうちに、新たな家族を迎えることに、エミちゃんのお義母さんは不安を感じていたのかもしれない。
「エミがいちゃダメなの?」
たまたま話を聞いてしまったエミちゃんは、エミちゃんなりに、何か考えるところがあったんだろが、怖くて誰にも聞けなかったのだろう。今日会ったばかりの私に、涙のダムを崩壊させ、聞いた。
「違うよ。それは絶対違う! じゃ、エミちゃんは、お家に赤ちゃんが来てくれた方が嬉しい?」
「うん! エミの妹か弟だもん!」
「そうだね? ねぇエミちゃん、もうひとつ教えて? 昨日の夜お花を探してたのは、お義母さんの誕生日って知ってたから?」
「うん! お母さんお花好きなの!」
「そっか…じゃ、お花はお姉さんからプレゼントするから、エミちゃんはこれをプレゼントしない?」
私は宣美に持ってきて貰ったぬいぐるをみせた。
「あっ同じだ!」
「エミちゃんのお友達と同じだね?」
「エミちゃんからお義母さんへプレゼントして、エミちゃんが思ってること伝えよう?」
私はふたつのぬいぐるみの腕と、エミちゃんの腕に同じ赤いリボンを結んだ。