WHAT COLOR IS LOVE
本当はとっても優しいことを、僕は知ってるよ。
冷たくされても尚好きでいることは、むずかしそうに思えて、とっても簡単なんだよ。
僕は君に愛される自信などないから。
だから、君に嫌いだと言われることで、どうして君を好きじゃなくなれるの?
そんなことは、当然のことなんじゃないかと思ったりしちゃうよ。
君に愛されなかったからって、君を愛しちゃいけないの?
だって、君の本当に優しいこと、僕は知ってるんだよ?
やっぱり、君を。
どうしても、愛してるんだよ。
ごめんね。
行き着く答えは、結局いつもと同じなんだよ。
終わりが来なければいいと思うほど、透き通った夜。
終わりなんか来ない、君の、水色。
溜め息をついて、君はゆっくりと言葉を吐く。
「でも、愛してくれて、きっと、うれしいのかもしれない」
君の色が、だんだん溶けだしていく。
気付くと君は、泣いていた。
僕の、下で、泣いていた。
「あんたのためじゃない。誰かのために、アタシは泣かない。」
それでも、君の水色はなくなることはない。

果てしなく続く、水色の砂の海。
僕も、君も、十分過ぎるほど知っている。
僕の、愛しい君。
ねぇ、もうすぐ太陽が見えるかもしれないと、僕は思ったよ。
ねぇ、僕の、愛しい、君。
君も、同じ事を、思ってるの?
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