守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
「ミサキさんは強いですね」
「何言って……強くなんか……」
「いーえ! 凄く強い人です」
今の私を見て強い人なんて言えないだろう。
こんなにもグダグダとと悩むなんて馬鹿見たいって自分でも思う。
それでも悩んでしまうのだけれど……。
「何で……」
「だってミサキさんは変わりたいって、変わろうとしようとしているじゃ無いですか」
「え……」
「本当に弱い人は、過去の自分に捕らわれたまま身動きはとれません。
そこから逃げて全部を放棄したくなって……何もしない事を選びます。
ミサキさんみたいに、傷ついてもまた誰かを信じたいって思えること自体俺は凄いと思います」
力強い言葉。
こんな事を言ってくれる人は他に誰かいるだろうか。
逃げ出した私を、否定するでも無く、急かすでも無く。
ただ少しずつ、優しく引き上げてくれる。
そんな山瀨さんの想いが、私を変えてくれるような気がした。
「何言って……強くなんか……」
「いーえ! 凄く強い人です」
今の私を見て強い人なんて言えないだろう。
こんなにもグダグダとと悩むなんて馬鹿見たいって自分でも思う。
それでも悩んでしまうのだけれど……。
「何で……」
「だってミサキさんは変わりたいって、変わろうとしようとしているじゃ無いですか」
「え……」
「本当に弱い人は、過去の自分に捕らわれたまま身動きはとれません。
そこから逃げて全部を放棄したくなって……何もしない事を選びます。
ミサキさんみたいに、傷ついてもまた誰かを信じたいって思えること自体俺は凄いと思います」
力強い言葉。
こんな事を言ってくれる人は他に誰かいるだろうか。
逃げ出した私を、否定するでも無く、急かすでも無く。
ただ少しずつ、優しく引き上げてくれる。
そんな山瀨さんの想いが、私を変えてくれるような気がした。