守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
それでも、彼には知っていて欲しかった。
その一心で口を開く。
「大将やチーフに出逢って、人を信じたいと思った。
あの人たちの優しさで私は変わりたいって思ったんです」
2人は絶望に陥っていた私に手を差し伸ばしてくれた。
何処の馬の骨かも分からないただの子供を、仲間として認めてくれようとした。
だからそんな優しい人間になりたいと、立ち止まっていてはいけないと。
必死に彼らの背中を追ってきた。
「それに……山瀨さんが……」
「俺……?」
「山瀨さんが教えてくれたんです。
人を好きになる……大切さを」
「え……」
山瀨さんが私の傍にいてくれた。
どんなに突き放しても傍にいてくれた。
だから……。
「もう1度、恋をしたいって。
私も山瀨さんみたいに真剣にぶつかりたいって……。
なのに……何で今更現れるの……」
心の中で確実に変わっていた私の恋心。
それは拓海先輩との再会で大きく揺れ動いていた。
「ミサキさ……」
「私は……変われてなんかいなかった……」
溢れ出す涙が山瀨さんの肩を濡らしていく。
それなのに嫌な顔一つせずに抱きしめ続けてくれる彼はどれだけ優しいのだろうか。
その一心で口を開く。
「大将やチーフに出逢って、人を信じたいと思った。
あの人たちの優しさで私は変わりたいって思ったんです」
2人は絶望に陥っていた私に手を差し伸ばしてくれた。
何処の馬の骨かも分からないただの子供を、仲間として認めてくれようとした。
だからそんな優しい人間になりたいと、立ち止まっていてはいけないと。
必死に彼らの背中を追ってきた。
「それに……山瀨さんが……」
「俺……?」
「山瀨さんが教えてくれたんです。
人を好きになる……大切さを」
「え……」
山瀨さんが私の傍にいてくれた。
どんなに突き放しても傍にいてくれた。
だから……。
「もう1度、恋をしたいって。
私も山瀨さんみたいに真剣にぶつかりたいって……。
なのに……何で今更現れるの……」
心の中で確実に変わっていた私の恋心。
それは拓海先輩との再会で大きく揺れ動いていた。
「ミサキさ……」
「私は……変われてなんかいなかった……」
溢れ出す涙が山瀨さんの肩を濡らしていく。
それなのに嫌な顔一つせずに抱きしめ続けてくれる彼はどれだけ優しいのだろうか。