悠久のシャングリラ

私たちだけの物語



ある日突然、
自分だけの物語を書いてみたいと思った。

自分と自分の友達しか知らない、
この世に二つとない本を。

物語を書こうと思い立ってから、
私の友達を登場させることは決めていた。

ファンタジーにしたのは、
隼人が読みたいと言っていたからと。

今週のテレビで放送されたランキングで、
ファンタジー系がトップだったから。

理由は単純。
でもそれだけで十分だった。


ーー【私たち】の物語を
大好きなみんなに読んでほしい。


その願いを胸に、
この世に一つしかない物語を書き始めた。

< 127 / 306 >

この作品をシェア

pagetop