悠久のシャングリラ


「あ、ああ……あああっ」


足元から何かが【崩れて】いく。

決して失ってはいけない何かが……。


「う、があああああああぁぁぁっ!!!」


獣が吠えたような呻き声が、
私の口から発せられている。

それを、
どこか他人事のように聞いていた。


「ああああああああぁぁぁ!!」




何より怖かったのは、
生きる糧を忘れてしまうこと。



なんのために生きていたのか、
その理由を忘れてしまうことだった。

< 256 / 306 >

この作品をシェア

pagetop