気付いてよ~縮まらない私と彼のキョリ~
教室

「まい、先ずは付き合ってる話や」

そう、私は架空の人物と付き合っていると、とあに好きな人を聞かれたときとっさに答えてしまったのだ。
もちろん付き合ってもいないが、架空の名前は存在する。知り合いだ。

「はい。そうですね。私が書くから、貸せや」
「私が書くわ。んで渡しとく。」
「なんで私のことやのにれみがやるんだよ!ww」

とあに手紙を書くのにれみが書くことになった。
「まぁまぁ、任しといて」

そう言ってれみは手紙を書き始めた。

授業が終わり、れみの席に行く。

「渡したで」
「もう!?はやない!?」
「返事を待とうw」

私は、チラッととあを見た。

「っ・・・」

目が合った。慌てて目をそらす。
意識してしまう。
告白するなんて、決めてないのに。


れみの勝手な行動で私の恋は変わっていく。
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