氷の女王様は情熱がお好き

心のトゲ


ガラッ

私が教室に入ると途端に静まる。

もう慣れました。



「……おはようございます。」

「お、おはよう……。」


皆少しビクビクしながら挨拶を返してきます。

別に挨拶をぐらいで何かをしたりしないのに。


私が座席に着くと聞こえるヒソヒソ声。


「ねぇ、聞いた?1組の村田君達の話……」

「聞いた聞いた!あれでしょ?会長に文句言ったって……。」

「そうそう。キャッチボールしてて怒られて納得できなかったからって文句言ったら謹慎だってよ。」

「え?謹慎になったの!?……それぐらいで謹慎にする?」

「だよね……。こわ………。」


聞こえてますよ。

いくら私でも謹慎まで言い渡す権限がある訳ないじゃ無いですか。

それにキャッチボールをしてはいけない所でやっていた村田君達が悪いです。

そんな事を思いながら彼女達を見ると、

引き攣った顔をして逸らされました。


私が悪い訳じゃ無いのに。

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