私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる



そりゃもう、嫌ってたし。



『んー。まぁね。応援はしてなかったよ。』



『えぇ、、』



『でも、あんたの事庇ったり、気遣ってくれた言葉とか言ってくれたんなら、まぁ少しは見なおしたからさ』



相変わらずのみさりんだけど
でも私は嬉しい。


友達にはやっぱり応援して欲しいもん。


ありがとう。

もう一回お礼を言って

電話を切ったあと私はもう一度考えてみた。






リーダーの子の事は私があの時何を言っても
きっと皮肉にしか聞こえなかったと思う。



ルイ君がなんだこいつと私の事を思ったとしても
今に始まった事じゃないし、、



それでもルイ君を止める事は出来たかもしれない。

袖を引っ張るもっと前に。



それに今度何か言われても

自信を持ってそれでもルイ君が好きだからと
言えるようにしよう。


私に対してだけ見せてくれるルイ君の一面が
あるんだって

そう特別に感じて、調子乗ってしまうくらい

ルイ君が好きなんだって。




そう自分に自信をつけるように
何回も何回も考えた。



それと前向きになってくると
私の中の"欲"がまた出てくる



ルイ君ともっともっと近づきたい。



ルイ君ともっともっと話したい。



あの笑顔がもう一度見たいと。



そうだ、私はめげない、ポジティブ葵だもん



だからどうか



ルイ君ともっともっともっともーーっと


お近づきになれますように。









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