One letter

紡の家

気づいた時はもうなんどおじゃましたかわからない見慣れた紡の家の前に立っていた。

紡と話したい。

ただそれだけなのに。今までいつもやってきたことなはずなのに。
なんでだろう。緊張して体がなかなか動かない。
どうしてだろう。
大丈夫大丈夫大丈夫。
自分に言い聞かせるようにして幾度となく心の中で呟き続けた。
どれくらい時間がたったんだろう。
気づいたら緊張が解けて足が動いた。
それはもう自然な動きで。
手も吸い込まれるようにしてインターホンへと伸びていき、押していた。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

プレーヤーとマネージャー

総文字数/1,225

恋愛(学園)2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
未編集

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop