カーネーションの花束を君に
お店から少し離れた病院の四階に彼女はいる




エレベーターで四階に来て1番奥の扉の前には




鈴谷朝香と書かれたネームプレートがあり




その扉を開けば




カーテンの隙間からチラリと見える





私の親友がいた





けど………





「おはよう朝香……三日ぶりかな?





でも、朝香が事故にあってからもう3か月たつんだね」






朝香は3か月前から昏睡状態のままだ





事故とはトラックの飲酒運転が原因で





でも、本当は私のせいだから





「ごめんね、朝香」




何度目を覚まさない彼女に謝っただろうか





「私達親友なのに、朝香の気持ちに気づけなかった」





本当にごめんね




涙を流しながら言っても





朝香には届かない



















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