背中合わせ、そこから一歩。






君のスーツから、君のいつもの香りでも、

私の香りでもない、

別の誰かの香りがしてたこと、気づいてたよ。



だけどそんなこと言ったら君に嫌われるんじゃないかって、
結婚してくれないんじゃないかって思うと、
怖くて言えなかった。



結局こうなるんなら、
あの時思いっきり怒鳴り散らしてこっちから振ってやればよかったのに。




31にもなった女が、

6つも下の男に、
ましてや浮気してることを私に気づかれてないとおもってるような男に振られて泣くなんて、情けないとおもった。











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