お姫様とお嬢様
休憩が入った俺は軽く新人沙由チャンを呼出し。



「何であんな事言うかな~…。マジダメっしょ…。」

「すいません…。」

「別に隠してるわけじゃないしイイんだけど俺の情報は流さなくてイイから…。ってか頼むから余計な事言わないで?」

「はい…。」

「午後から乃彩来るからマジ変な気の回し方とかしなくてイイからね?ってか頼むから慎重になって…。」

「ごめんなさ…い…。」



泣く!?



泣くわけ!?



俺そんなキツイ言い方した!?



「うわっ、水木が泣かせてる。」

「泣かせ~…ましたね…。ごめんなさい…。」

「でもまぁお前の気持ちはわかる…。」

「ははっ…。」



店長がこの子を雇った意味がわからない。



逆に疲れる…。



「本当にすいませんでした…。」

「いやいやいや…。何か俺もごめん。そんな言い方しなくてもイイよね。ってか泣かなくてイイから!!マジ俺も反省します…。」

「水木さんって優しいですね!!」



はははっ…。



< 322 / 763 >

この作品をシェア

pagetop