お姫様とお嬢様
容姿に自信があるわけじゃないけど。



「イヤ?強引で自信アリアリな男。」

「イヤじゃない。」

「よかった。そろそろ出ようか。送るから。」

「あっ…。今から彼氏ん家行くんで結構です。」

「それでも送る。」



強引に彼女を車に乗せた。



もちろん免許なんて持ってない俺は秘書が運転する車。



ここまでやっといてだせぇ~…。



「このまま俺の部屋に行く気にはならない?」

「ならない。やっぱり身体目当てじゃん…。」

「もし来てくれるなら何もしないよ。」

「信じられない。ウソくさい。」

「本気だよ?そばにいてくれたら満足。」

「あ、そのコンビニでイイです。」



もう終わり…。



今から吉岡と…。



ムリ。



「星野、コンビニでタバコ買って来て。」

「かしこまりました。」



あんな奴にやりたくない。



コンビニについて外に出ようとしてる彼女の腕を掴んだ。



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