お姫様とお嬢様
それから来たクリスマス。



「冬休み~!!」

「ん。舜太サンタから。」

「開けてイイ!?」



俺があげた指輪は一応喜ばれた。



そして…。



「愛芽~!!マジで!?」

「舜太が仕事の時に勝手に部屋入ってスーツ借りたけどね。サイズ合ってるでしょ?」



欲しかったスーツをくれた愛芽サンタ…。



すっげぇ嬉しいし超カッコイイ…。



「薄いピンクのシャツ!!」

「うん。コレネクタイの代わり。」

「ストール?」

「絶対カッコイイよ。着てみ?」



パーティ用っぽい…。



愛芽、やっぱすっげぇ好き!!



「うん、ラフな感じ。でね、ついでにコートと靴も買っちゃった。」

「は!?本気!?」

「うん、コレとコレ。後ね、これに似合う時計。はい、しめて200万弱です。」

「は!?」

「見返り、期待してるね?」



愛芽からもらったクリスマスプレゼントは破格の値段だった…。



姫は侮れない…。



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