お姫様とお嬢様
日向さんには愛芽が倒れた時にガッツリやられたのでもう怒られる事はナイと思う。



次の日に日向さんに会いに愛芽の家に来た。



「愛芽と話したんだってな。」

「取り合えず日本に残れる事になったんでそのご報告とこれからの生活についてお話しを…。」

「固い。今更そんな話し方すんな。」

「ですよね…。で、取り合えず家に住むって方向でイイ？」

「ハァ～…。舜太に取られんのかぁ～…。」

「すいません…。」

「まぁ仕方ねぇからな…。あぁ見えて愛芽もしっかりしてるとこはしてるし。金のねぇ学生だったら反対してもよかったんだけどなぁ～…。」



日向さんは怒ったけど一度も反対はしなかった。



ただ、愛芽が未婚で子供を産むのがイヤだとは言ってた…。



「まさか七瀬家の次男だからって婿にもらうわけにもいかねぇからな…。」

「七瀬の名前は捨てられないです。」

「わかってる。でももう遠慮しねぇぞ。」

「はい!!」



何だかうまく行きそうだ。



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表紙・目次

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