お姫様とお嬢様
俺が風呂に入ってる間にパパッと作ってくれた焼きうどんに感動…。



「超うめぇ…。」

「よかった。」

「何か愛芽が優しいからちょっとビビるんだけど…。」

「そんな事ナイじゃん。ただ、舜太の通帳見たら優しくしたくなっただけ。」

「通帳!?」

「うん、星野さんに渡された。星野さんが管理してたの?」



俺ですら見た事がナイ通帳…。



星野はガキの頃から信頼してた。



俺が副社長になった時に兄貴が渡してて、そっから必要分を毎月貰ってたから…。



「見たい!!」

「部屋にあるよ。」



焼きうどんで腹を満たしてから愛芽の部屋に行った。



渡されたいくつもの通帳…。



「こっちがパパさんの遺産で、これが舜太が副社長になってからの給料だって。」



親父の遺産…?



ぬぁぁぁぁぁ!!



これは三人で分けたんだよな!?



親父ってすげぇ…。



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