お姫様とお嬢様
【舜太】



愛芽から電話が来た…。



信じらんない奇跡…。



切ってやったけど。



これで少しは意識すんじゃねぇかと思って~。



でも次の日の学校でビックリする事が起こった…。



「おはよう樋山。」

「あっ、おはよう゛っ…。」

「手が滑ったー。」



通りすがりに愛芽のグーが腹に入った…。



信じらんねぇ…。



超暴力女…。



吉岡とじゃれてる…。



「今日来いよ。」

「行かな~い!!愛芽ね、大河と別れる事にした!!」

「マジ!?」



マジ!?



嬉しい…。



「だって大河も愛芽もお互い好きじゃないじゃん?」

「好きだって。」

「惨めになるからやめなよ…。セフレみたいな関係イヤだし!!」

「ちゃんと付き合ってんじゃん…。」

「とにかく別れるの!!」

「好きにしろ…。」



よく言った!!



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