お姫様とお嬢様
でも嬉しくて嬉しくて誰もいない化学室でガッツポーズ。



ヤバイ…。



超嬉しいんだけど!!



夜電話する!!



胸ポケットからメガネを出してかけた。



分けてた髪を手でグシャグシャにして…。



平常心で教室に戻った。



愛芽が双子の片割れ乃彩チャンと話してる…。



見ない見ない…。



でも勝手にニヤケる顔を抑えきれなくて机に顔を伏せた。



ダセェダセェ!!



でもダサくてもイイ…。



愛芽が手に入ったから…。



「樋山、6時間目の数学の宿題見せて。」

「はい。写し終わったら返してくださいね?」

「いつも悪いね~。マジ感謝!!」



樋山は何て思われてもイイ。



これは俺じゃな~い!!



くははははは~!!



マジ幸せ~!!



「何か嬉しそうじゃね?イイ事あった?」

「あっ!!サリーナのDVDが出るから…。」

「誰だよそれ~!!樋山ってマジオタなの!?」



俺も知らねぇよ…。



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