【短編】先輩を独り占めしたくて。


だってだってだって……!


あの先輩が、このあたしのこと好きとか有り得ないんだもん!!

「───悠」


そのとき。

泣きそうな声色にあたしたちが同時に振り返れば、眞鍋先輩が涙を流して、その場に立っていた。

どうやら、あとを尾けてきたみたい。


「あたしは……?なんで、その子なの」

「美里は……俺の好きなことを好きになろうとしてくれなかっただろ」

「写真部によく来てたじゃん!なんであたしじゃだめなの!?」


ああ、修羅場だ。

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