オッドアイ
まるで少女漫画のような
残業終わりに立ち寄った深夜のコンビニ。
久々に来た水色のそのお店は見たことのない新商品ばかりですこしだけだけどうきうきしてしまう。
ドンッ
棚ばかり見て歩いていたら誰かと肩がぶつかった。
「あ、すいません」
慌てて謝ったものの返事がない。
…え、どうしよう怖い人だったら。
深夜のコンビニなんて誰がいても可笑しくない。
このとき私は相手がチンピラだと決めつけ、勝手に逃げ出したくなっていた。
「あの…」
うわ、終わった。
そう思った時、彼の口から飛び出したのは、
「間違ってたらごめんなさい、里咲だよね?」
私の名前を呼んだのは記憶に埋もれかけていた親友の声だった。
「春斗…?」
久々に来た水色のそのお店は見たことのない新商品ばかりですこしだけだけどうきうきしてしまう。
ドンッ
棚ばかり見て歩いていたら誰かと肩がぶつかった。
「あ、すいません」
慌てて謝ったものの返事がない。
…え、どうしよう怖い人だったら。
深夜のコンビニなんて誰がいても可笑しくない。
このとき私は相手がチンピラだと決めつけ、勝手に逃げ出したくなっていた。
「あの…」
うわ、終わった。
そう思った時、彼の口から飛び出したのは、
「間違ってたらごめんなさい、里咲だよね?」
私の名前を呼んだのは記憶に埋もれかけていた親友の声だった。
「春斗…?」