恋の契約は永遠に
次の日、朝から新人研修も終わり、明日にはやっと麻耶に会えると思うと嬉しくて、夕食の後に飲みに誘われたが断って、急いで部屋に戻りシャワーを浴びて麻耶に電話をした。
た。
『もしもし?』
「あっ、麻耶?今終わってやっと部屋に戻ってきたよ。明日の夜まで帰れないし早く麻耶に会って抱きしめたい」
『明日の夜には会えるし、私だって一郎が居なくてさ、』と麻耶が話してる時に部屋のインターフォンが何度も鳴った。
「ちょっとごめん、お客みたいだ」
誰だよ何度も鳴らすのは、悠一かな?
ドアを開けると勢い良く入ってきたのはユキだった。
「宗ちゃん、聞いてよ。」
「どうしたんだ?うわっ、ちょ、どうしたユキ? ごめん麻耶、また電話する」
そう言って突然電話を切った。
いきなりユキが現れたと思ったら、泣き出すし、麻耶とせっかく話していたのにと思いながらユキに話を聞いた。
「何があった?てかどうしてこんな所にユキが居るんだ?」
「悠一が電話もラインすらも返事くれないし、何かあったんじゃないかって来てみたら女の人と仲良く話してるの見ちゃって、悠一のお店の子に聞いて宗ちゃんの部屋聞いて来たの」
泣きながらユキはそう言ったけど、この業界は女性が多いし、同じ美容師で美容をしている人達との交流もあるし、お互いに向上し合うために話すことは大事だし、たまたま女性と話してるのを見ただけで、悠一が出張の時によく俺も飲みに誘われるけど、飲み会の席では仕事や新人の育て方についてしか話しているのを見たことないからそのままをユキに伝えた。