ダイヤモンドウエディング～キスからはじまる永遠の愛～《完》

「拓真だって拓真なりに、緊張しているのよ。
だから、スマホを弄って緊張を解してるのよ。そうよね。拓真」


「母さんは俺のコトよくわかってるね・・・」


さすがは母さん・・・


「今は私の方が拓真のコトを理解していると思うけど、これからは小陽さんの方が貴方を理解してくれると思う」

俺と小陽が結婚すれば
小陽が俺の一番の理解者となるのか・・・


「そう言うものなのか？」


「そうよ。だから、拓真も小陽さんのキモチを理解してあげてね」

俺も小陽の一番の理解者となる・・・


「全く、お前は父親の俺の言葉には耳を貸さないのに。純名の言葉なら耳を貸すんだな」


「親父だって、婆ちゃんの言いなりだろ？」


「俺はマザコンじゃない！！」


「二人とも止めなさい」と母さんが間に入って仲立ちをする。