ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
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俺が小陽の代わりに皆を起こしに行ったが、柚希と椎名さんは既に起きて、身支度を整えていた。
問題は学生気分が抜けていない蓮で・・・起こすのに苦労した。
「小陽さん、朝からメイクも格好もバッチリだな・・・」
小陽の目の前に座るのは蓮。
「女性としての嗜みです」
「俺は小陽さんの素顔が見たい・・・」
未練がましい椎名さんの言葉に眉が歪む。
「椎名さん、それは・・・」
小陽は頬を染めて言葉に詰まる。
「それは夫である。拓真限定?」
「気安く俺の名前を呼ぶなよ。椎名さん」
「俺も崇でいいよ。シェアメイトだし」
「何がシェアメイトだよ・・・」
スキでなったワケじゃない。
「拓真さん、朝から喧嘩は良くないですよ」
小陽はこの状況に順応し、馴染んでいた。
「拓真さんから見れば、俺達は甘い新婚生活の邪魔者だから・・・」
「柚希お前…そこまで理解しているなら、出て行けよ」
「それは無理ですよ」
「何が無理なんだよ!?」
「無駄口叩いてないで、食べて下さい。時間がないですよ」
愛梨さんは俺達を急かした。
俺が小陽の代わりに皆を起こしに行ったが、柚希と椎名さんは既に起きて、身支度を整えていた。
問題は学生気分が抜けていない蓮で・・・起こすのに苦労した。
「小陽さん、朝からメイクも格好もバッチリだな・・・」
小陽の目の前に座るのは蓮。
「女性としての嗜みです」
「俺は小陽さんの素顔が見たい・・・」
未練がましい椎名さんの言葉に眉が歪む。
「椎名さん、それは・・・」
小陽は頬を染めて言葉に詰まる。
「それは夫である。拓真限定?」
「気安く俺の名前を呼ぶなよ。椎名さん」
「俺も崇でいいよ。シェアメイトだし」
「何がシェアメイトだよ・・・」
スキでなったワケじゃない。
「拓真さん、朝から喧嘩は良くないですよ」
小陽はこの状況に順応し、馴染んでいた。
「拓真さんから見れば、俺達は甘い新婚生活の邪魔者だから・・・」
「柚希お前…そこまで理解しているなら、出て行けよ」
「それは無理ですよ」
「何が無理なんだよ!?」
「無駄口叩いてないで、食べて下さい。時間がないですよ」
愛梨さんは俺達を急かした。