ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
小陽が俺を気遣うように、俺も小陽を気遣ってやっているのに、何で分からないかな?

全くあの強情な性格は元総理に似たのか?


ああ言う所が可愛くないと言うか・・・

俺の世話を焼いてくれるのはいいけど、このままだと何だか両立できず、倒れられそうで怖い。

会議中も小陽が気になって仕方がないーーー・・・


唇しか奪ってねぇのに、俺の脳内は小陽一色。


「副社長?どうしました?資料に不備でもありましたか?」
俺が資料の一点をジッと見ていると本田部長が気に掛けた。

「あ・・・いや・・・別に何も問題ないぞ」


「副社長室に残した新妻が気になります?」

本田部長の図星の言葉に面食らう。


「別に・・・昨日は寝てないというか・・・」

「寝てない!!?」

本田部長が目を見開き、他の社員達も動揺する。


俺達は新婚さん。

皆、変な感じに取ったようで・・・


「仕事だ仕事・・・共同作業と言うか・・・」

「後継者作りですか…副社長も大変ですね・・・」

「本田部長、違うって・・・」

完全に逸れてしまった会議の軌道修正に苦労した。





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