ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
お試し交際か・・・

試しで交際して、美味しい所だけ貰えたらどんなにいいか・・・

こんなに超絶にいいオンナ…女優でも居ねぇぞ。

エントランスは出入り口は顔認証システムを起用、エレベーターもカードが無きゃ入れない最高レベルのセキュリティシステム。


「小陽の言った通り、セキュリティは万全だったな」

俺は部屋の前まで無事に小陽を送り届けた。


「じゃまた明日・・・」

「こちらこそ、よろしくお願いします。濱部副社長」


俺達が挨拶を交わしているとドアが開いた。

小陽の母親の陽那(ハルナ)夫人か?

「久し振りだな。拓真君」

部屋から出て来たのは母親の陽那夫人ではなく、父親の元総理の敦司様だった。
フルネームは伊集院敦司(イジュウインアツシ)様。
最年少で総理大臣に就任した方。


「わざわざ、小陽を送ってくれて感謝するよ。夕食は食べたのか?」


気軽に元総理は話しかけてくれるけど、俺は突然の登場に狼狽える。


「い、いえ・・・」

「じゃウチで食べて行きなさい」

「え、あ・・・」






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