ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「小陽本人がそう言うんなら本当だろう・・・信じよう」
元総理も娘の言葉を素直に鵜呑みした。
「元総理…下までお見送り致します」
親父と元総理は副社長室を出る。俺達はエレベーターホールまでお見送りした。
扉が閉まる瞬間まで気が抜けなかった。
「疲れた・・・」
親父と元総理が乗る箱は静かに降下していく、その点滅するボタンを見つめ、吐息を漏らした。
「お母様がお父様にバラしてしまって・・・」
「隠していても、いずれはバレる嘘だ・・・それにめでたいコトだしバレても良かった」
「でも、拓真さんに御迷惑かけてしまって・・・」
「じゃ謝罪のキスでもして貰おうかな?」
俺は戸惑う小陽の腰に手を伸ばし、抱き寄せる。
細く括れたウエスト。俺の腕の中でジタバタする可愛い小陽。逃げたくて姥貝ている小動物のよう。
「誰かに見られたら、どうするんですか?」
「俺達・・・結婚しちゃうし、いいの」
俺は小陽に二度目のキスを落とした。不慣れなディープキスが新鮮で、キスの後は酸欠で瞳を切なげに潤ませる。
「小陽、好きだ」
彼女の耳許で囁いた。
元総理も娘の言葉を素直に鵜呑みした。
「元総理…下までお見送り致します」
親父と元総理は副社長室を出る。俺達はエレベーターホールまでお見送りした。
扉が閉まる瞬間まで気が抜けなかった。
「疲れた・・・」
親父と元総理が乗る箱は静かに降下していく、その点滅するボタンを見つめ、吐息を漏らした。
「お母様がお父様にバラしてしまって・・・」
「隠していても、いずれはバレる嘘だ・・・それにめでたいコトだしバレても良かった」
「でも、拓真さんに御迷惑かけてしまって・・・」
「じゃ謝罪のキスでもして貰おうかな?」
俺は戸惑う小陽の腰に手を伸ばし、抱き寄せる。
細く括れたウエスト。俺の腕の中でジタバタする可愛い小陽。逃げたくて姥貝ている小動物のよう。
「誰かに見られたら、どうするんですか?」
「俺達・・・結婚しちゃうし、いいの」
俺は小陽に二度目のキスを落とした。不慣れなディープキスが新鮮で、キスの後は酸欠で瞳を切なげに潤ませる。
「小陽、好きだ」
彼女の耳許で囁いた。