お嬢様と7人の男子
〜回想〜
ーあれは中学生の夏だった
霧島と出会ったのは
私はもともと地味な女の子
兄にもいじめられ、学校でも陰湿なイジメを受けていた
キーンコーンカーコン、キーンコーンカーンコーン
掃除の時間
私はごみを捨てるためごみ捨て場に行った
ー上から水を流された
女子生徒A
「あ、ごめーん。手がすべっちゃった」
男子生徒A
「おいおい、可哀想じゃん!あーあ濡れちゃったよ地味子」
女子生徒B
「地味子、大丈夫ー?」
「だ…大丈夫…で…す」
男子生徒B
「まぁ、地味子なら平気でしょ」
もう…こんな日々は嫌だ…
「君たち、こんな所で何してんの?」
男子生徒B
「げ、霧島じゃん…逃げろ」
女子生徒A
「え、なんで逃げるのよ、待ってよ」
イジメの主格犯達は逃げていった
「ずぶ濡れじゃん。大丈夫?」
そう言って霧島っていう人はタオルを差し出した
「え…」
「これ、使って。返さなくていいから」
「あ、ありがとうございます」
「もっと自分に自身もちなよ。可愛いんだからさ、じゃあね」
「////カァ~ッ…」
〜回想終了〜
この何気ない出来事だけど、私にとっては救われた
あっちは、覚えてないと思うけど
あれは、私の初恋
こうして今の私があるのは霧島のおかげなんだよね
でも、霧島は多分莉梨香のことが好きだよね
なんか胸がズキズキする…
やっぱり、今も昔も届かないな…
菜月は、あのタオルをギュッと握りしめた
ーあれは中学生の夏だった
霧島と出会ったのは
私はもともと地味な女の子
兄にもいじめられ、学校でも陰湿なイジメを受けていた
キーンコーンカーコン、キーンコーンカーンコーン
掃除の時間
私はごみを捨てるためごみ捨て場に行った
ー上から水を流された
女子生徒A
「あ、ごめーん。手がすべっちゃった」
男子生徒A
「おいおい、可哀想じゃん!あーあ濡れちゃったよ地味子」
女子生徒B
「地味子、大丈夫ー?」
「だ…大丈夫…で…す」
男子生徒B
「まぁ、地味子なら平気でしょ」
もう…こんな日々は嫌だ…
「君たち、こんな所で何してんの?」
男子生徒B
「げ、霧島じゃん…逃げろ」
女子生徒A
「え、なんで逃げるのよ、待ってよ」
イジメの主格犯達は逃げていった
「ずぶ濡れじゃん。大丈夫?」
そう言って霧島っていう人はタオルを差し出した
「え…」
「これ、使って。返さなくていいから」
「あ、ありがとうございます」
「もっと自分に自身もちなよ。可愛いんだからさ、じゃあね」
「////カァ~ッ…」
〜回想終了〜
この何気ない出来事だけど、私にとっては救われた
あっちは、覚えてないと思うけど
あれは、私の初恋
こうして今の私があるのは霧島のおかげなんだよね
でも、霧島は多分莉梨香のことが好きだよね
なんか胸がズキズキする…
やっぱり、今も昔も届かないな…
菜月は、あのタオルをギュッと握りしめた