お嬢様と7人の男子


「要。今日、転校生が来るんだって」


「盗み聞きしてましたよね?」



ぎくり…


「…ばれたか…」



「お見通しですよ」



「どんな人だろうね」



「どうなんでしょうね」



「女子か男子だったらどっちがいい?」




「別にどちらでもいいですけど」



「えー、なんでよ。女子だったらどんな子?」



「お嬢様より頭の良くて、可愛いくて、愛想がいい人が良いですね」



なっ!?


地味にディスられた




「すねてます?」



「すねてない!」

私はこの場から立ち去ろうとした



「あ、あと素直な人がいいですねー」


要が大きな声で言った

私は振り返って

「要の意地悪!!!」


と言って教室に行った




「少し、いじりすぎましたね~」


要ははぁとため息をついた




ー教室



「全く、要って本当に意地悪なんだから」


少し私はイラついていた



「おはよ〜りりか〜!」



「おは!」


「なっちゃん、さっちゃん。おはよ!」


菜月とさやはりりかの方へと来た


「今日転校生ねうちのクラスに来るんだって。2人とも知ってた?」



「ここにくるの!?」


「興味ない…」


「少しは興味持ってよ」


ーガラガラ


「朝学活やるから座れー」



みんな、席に座った


「転校生、入れ」



入ってきたのは、スラリとした体型でサラサラな髪の毛


身長も高く…顔も整ってる



「綺麗な顔立ち…」


あ…ついつい言ってしまった…


本音を…



そう言うと…転校生ににらみつけられた



ですよね(汗)


「転校生、自己紹介を」



「前田 一樹です…よろしく…」


お、予想以上のクール



ーパチパチパチ




「前田の席は…高槻の後ろな」



え、先生嘘でしょ!?



さっき、睨まれたんだけど…




えーーーーーーー!?



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