お嬢様と7人の男子
翌朝、愛梨と前田くんは旅立とうとしていた
ー空港
「こと短期間色々あったね。」
「そうだね。帰ってもやることは沢山だ」
「落ち着いたらさ、また来ようよ?」
「それもいい考えだね。出発まであと少しだから」
「うん。要、遅いな」
一方
要はタクシーに乗って空港に向かおうとしていた
しかし渋滞に巻き込まれてしまった
「これじゃあ間に合わない…」
最後ぐらいお別れさせてよ神様
ープルるるるる
「りりかお嬢様!?」
「かなめー!後ろ見て」
そこには白い車があった
その車だけどんどんこっちに迫ってくる
「どうして…」
「こっちに乗って早く」
「分かった。運転手さんおります」
「え、あ、はい」
要は代金を払い乗り換えた
「行くよ!急いで」
「全く人使いが荒いんだからぁもぅ」
「ご、豪!?」
「豪さんに頼んだの、豪さんしか頼れないしね」
豪は要の知り合いでもあり、りりかのダイエットに協力した人である
「もぅ、もっとはやくいってよねぇ」
「ありがとう…ほんとにありがとう」
要は泣き出した
「泣くなんて男らしくないわよ、かなめが泣くなんて珍しい」
相変わらず見た目はイケメンなのにおねェ口調である