笑わない少女と俺様御曹司
「とりあえず準備しなきゃ。」






今日は中学校の卒業式なんだ。






パジャマから制服に着替えて部屋を出る。






「お母さん、お父さん、おはよう。」






私は、ただ顔に張り付けただけの笑顔で言う。






「おはよう、朝ご飯できてるよ。」







「おはよう。」






二人とも笑顔で返してくれる。


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