鴉 ーLAYー
ばばあ曰く、いつ目が覚めてもいいように
家族で毎日通ったら父さんも寂しくないでしょらしい
それから面会終了時間の七時まで病室に居た
『じゃママは仕事いってくっから令、壱太よろしく』
子供二人に、病院代に金が相当かかる
ばばあは昔のヤンキー友達がやってるお店
キャバクラ?のママをして家族を養ってる
私がバイトしようとしたら壱太は誰が見るんだって
反対され、しょうがなく養ってもらってる
小遣いは月三万で、携帯代も払ってくれて
結局ばばあには頭が上がらない
その分家の事は全て私がしている