わたしのいちばんすきなひと。



「お願いします…」


「やった!絶対幸せにするから!!」


蒼くんが優しく抱きしめてくれた。



好きって言葉はもう少し待ってね?
自信を持って好きって言えるまで。



蒼くんのスーツの匂いがとても落ち着く。

蒼くんの優しい声も

笑顔も


わたしの気持ちを穏やかにしてくれる。



これでよかったんだ。


これであなたから本当にさようならできる。





さようなら、大好きだった翔くん…



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