大好きなきみへ、あの約束をもう一度



「よう、楽しそうだな」


そこへ入ってきたのは、国語教師で、図書委員の先生でもある佐藤先生がやってきた。


「佐藤先生、俺達がちゃんと委員会やってるのか、確認しに来たんですかー?」


「三鷹、それもあるが……こんなにいるならちょういいな。人数は多いほうがいい」


意味深に笑う佐藤先生に、なんだか嫌な予感がする。

なんというか……佐藤先生の顔は明らか何かを企んでるし。



「実はな、この図書室、夏休み明けに改装予定なんだ。だから、本を仮図書室のプレハブに運んでほしいんだよ」


「げっ、これ全部!?無理だろ!」


海斗、私もそう思う。

これも、図書委員の仕事なのっ!?

っていうか、4人じゃ無理なんじゃ……。


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