コンパスと鍵と真紀子さん


1時20分の5分前、
教育相談室の前に手持ちぶさたに立っていた。



早めに来ておけ、と白ちゃんが言うから来たのに、もう10分は待たされてる。

射していた日の光の角度が変わってきた。










「今井、良く考えなさい。」







イマイ。


白ちゃんの声が聞こえて、改めて私の前が紺ちゃんだったことを思いだした。



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