シークレット


少し面白くなって斜め後ろの空いているテーブルに座った二人の会話を盗み聞きしていると、少し違和感を覚えた。


これは彼女じゃない。女友達でもない。ただのセフレだ。


「お前ほんとに彼氏作る気あんの?なんでそんなに合コン行ってんのに何もねぇの?」


「ほんと顔が良いっていいよねぇ~一緒に合コン行っても毎回妃菜が一番人気になるんだよ~」


「お前に寄ってくる男なんてどうせ顔目当てなんだから気を付けろよ?誰にでもヤらせてるんじゃねぇよ」


うるさい。酔っ払っているだけに声も大きい。


「あんたたち声がでかい!!」


女にも性欲ってものがあるんだよ。それを満たすために自分の武器を使って何が悪い。


しかもちゃんと相手は選んでいるし、同じ会社の人は一切寝ていない。

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