3年分の甘い時間


息がうまくできない。経験が無いわけじゃない。でも課長とのキスは本当に溺れてしまうような感覚になる。

うまく力が入らない事に課長は気づき、キスをやめて少しだけ顔を離した。



「・・・可愛すぎ。ずるいよ。」


「か、課長!!どうゆうことですか!」


「分からない?」


自惚れていいの?ううん、だめ。
課長の言葉で、聞きたい。


「岡部さん・・・いや、あやさん好きです。」



私はその瞬間泣いてしまった。



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