3年分の甘い時間



「よろしい。あ、ヤったかヤってないかは、ヤってない。我慢したんだぞ。」


「で、でも私裸・・・」


「あぁ、つまみ食いくらいいだろ?」


ニヤリと笑いながら私を見る。


「だって、あや俺になんて言ったか分かるか?最後にめちゃくちゃにして下さいって脱ぎ始めたんだぞ?」



あや!いきなりの呼び捨てに驚きながらも、自分の大胆行動にも驚いた。


あ、いや。狙い通り・・・でもある。


そう、私の計画、決戦の日としていたのは、酔ったフリで課長に懇願して・・・って。
我ながら最低だ・・・と思いながらも、本当に酔ってしまったのにも関わらず、計画実行した私を褒めたい。


「俺に対する想いを喋りながら脱いでたぞ。今日は決戦の日で・・・とか、3年片想いしていて・・・とかな?」


またニヤリと、笑いながら・・・。



恥ずかしかった。ただただ恥ずかしかった。



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