イジワル上司に甘く捕獲されました
ずっと私の髪を優しく撫でて、私が落ち着くまで待っていてくれた潤さん。
ほんの少しだけ彼がここにいる現実感が帯びてきて。
私は彼のスーツの裾を掴んだまま、顔を上げた。
夢ではないと自分を落ち着かせるために。
「……落ち着いた?」
甘い声で私の額にかかった前髪を耳にかけてくれる潤さん。
「……うん。
ごめんなさい」
久しぶりに見る彼はやっぱり綺麗すぎて。
私は何故か慌てて下を向いてしまう。
そんな私に苦笑しながら。
「……ちゃんと顔を見せて」
私の両頬を大きな両手でそっと包んで潤さんは私と目を合わせた。
いつまでも見慣れない綺麗な瞳に私が映って。
優しい光を帯びる。
胸がキュウッと痛くなって、止まった筈の涙が再び滲み出す。
「……会いたかった、美羽」
そのままの態勢でそっと囁く潤さんの言葉に。
目尻からひとつ涙が零れ落ちた。
私の涙を優しく指で掬って。
「……愛してるよ」
あの日。
新千歳空港で。
別れの時に言われた以来の言葉を私に贈る彼の姿をきちんと見たいのに。
私の視界は完全にボヤけてしまった。
愛してる、愛してる。
私だってそう言いたいのに。
胸が詰まって。
声がでなくて。
ただ、蕩けそうに甘い彼の瞳を見つめ返すだけで精一杯。
そんな私に再び苦笑して。
「……大丈夫、もう何処にも行かないから」
と、私を安心させるように言う。
「……?」
キョトン、とした私に。
今度は潤さんが怪訝な表情をする。
ほんの少しだけ彼がここにいる現実感が帯びてきて。
私は彼のスーツの裾を掴んだまま、顔を上げた。
夢ではないと自分を落ち着かせるために。
「……落ち着いた?」
甘い声で私の額にかかった前髪を耳にかけてくれる潤さん。
「……うん。
ごめんなさい」
久しぶりに見る彼はやっぱり綺麗すぎて。
私は何故か慌てて下を向いてしまう。
そんな私に苦笑しながら。
「……ちゃんと顔を見せて」
私の両頬を大きな両手でそっと包んで潤さんは私と目を合わせた。
いつまでも見慣れない綺麗な瞳に私が映って。
優しい光を帯びる。
胸がキュウッと痛くなって、止まった筈の涙が再び滲み出す。
「……会いたかった、美羽」
そのままの態勢でそっと囁く潤さんの言葉に。
目尻からひとつ涙が零れ落ちた。
私の涙を優しく指で掬って。
「……愛してるよ」
あの日。
新千歳空港で。
別れの時に言われた以来の言葉を私に贈る彼の姿をきちんと見たいのに。
私の視界は完全にボヤけてしまった。
愛してる、愛してる。
私だってそう言いたいのに。
胸が詰まって。
声がでなくて。
ただ、蕩けそうに甘い彼の瞳を見つめ返すだけで精一杯。
そんな私に再び苦笑して。
「……大丈夫、もう何処にも行かないから」
と、私を安心させるように言う。
「……?」
キョトン、とした私に。
今度は潤さんが怪訝な表情をする。