イジワル上司に甘く捕獲されました
振り返った私の目に飛び込んできたのは。
どんな時も忘れたことはなかった人。
目を閉じていても鮮明に思い出せる。
その細身の長身も。
優しい声音も。
誰よりも綺麗な瞳も。
驚くほどに整った顔立ちも。
……私を抱きしめてくれる温かい腕も。
一日だって忘れたことはなかった。
会いたくて。
会いたくて。
たまらなかった。
「美羽」
困ったような表情で。
周囲からチラチラ投げられる視線をものともせずに。
彼は振り返ったまま動けずにいる私にゆっくり近付く。
長い足、長い腕。
「潤……さん」
小さく絞り出した声と共に。
まばたきすら忘れて。
私は彼の胸に飛び込む。
消えないで。
夢じゃないよね?
確認したくて。
飛び込んだ胸は懐かしい香りがした。
いつもどんな時も私を包んでくれた香り。
その持ち主はニッコリと私を胸に包んで微笑む。
「……ただいま、美羽」
その言葉に。
ただただ、涙が溢れた。
電話で聞いていた声だけれど。
直接聞く声はやっぱり嬉しくて温かくて。
私の胸が熱くなる。
伝えたいことはたくさんあるのに。
泣き言もたくさんで。
聞きたいことも数え切れないのに。
声にならなくて。
こみ上げる気持ちが全て涙に変わってしまったかの様に私はただただ泣き続けた。
……潤さんは。
最初は驚いた顔をしていたけれど。
ギュッと私を抱きしめる腕に力をこめて。
「待たせてごめん。
もう離さないから」
とても優しい声でそう囁いた。
どんな時も忘れたことはなかった人。
目を閉じていても鮮明に思い出せる。
その細身の長身も。
優しい声音も。
誰よりも綺麗な瞳も。
驚くほどに整った顔立ちも。
……私を抱きしめてくれる温かい腕も。
一日だって忘れたことはなかった。
会いたくて。
会いたくて。
たまらなかった。
「美羽」
困ったような表情で。
周囲からチラチラ投げられる視線をものともせずに。
彼は振り返ったまま動けずにいる私にゆっくり近付く。
長い足、長い腕。
「潤……さん」
小さく絞り出した声と共に。
まばたきすら忘れて。
私は彼の胸に飛び込む。
消えないで。
夢じゃないよね?
確認したくて。
飛び込んだ胸は懐かしい香りがした。
いつもどんな時も私を包んでくれた香り。
その持ち主はニッコリと私を胸に包んで微笑む。
「……ただいま、美羽」
その言葉に。
ただただ、涙が溢れた。
電話で聞いていた声だけれど。
直接聞く声はやっぱり嬉しくて温かくて。
私の胸が熱くなる。
伝えたいことはたくさんあるのに。
泣き言もたくさんで。
聞きたいことも数え切れないのに。
声にならなくて。
こみ上げる気持ちが全て涙に変わってしまったかの様に私はただただ泣き続けた。
……潤さんは。
最初は驚いた顔をしていたけれど。
ギュッと私を抱きしめる腕に力をこめて。
「待たせてごめん。
もう離さないから」
とても優しい声でそう囁いた。