断罪アリス
「大丈夫、コトリ君?」
「はい……」
そう答えると、急に全身から力が抜けて俺はその場に座り込んだ。
拳銃を握っていた手が汗ばんでいる。
俺は自分の意思を表すためとはいえ、人に人を殺せる拳銃を向けた。
引き金は引かなかったけど、今思えば、我ながら何てことをしてしまったのだろう。
ふと、頭に軽い重みを感じた。
そして、ワシャワシャと頭を撫でられる。
「……よく気を取り直したね」
顔を上げれば、アリスさんがまるで子供を可愛がるかのような顔で俺の方を見ていた。