断罪アリス


ふと、そんな彼の視線が俺を捉えた。



「おやおや、君は誰かな?ん?この目は誰かに似ているな」



「は、初めまして、小鳥遊天河と言います」




「小鳥遊……。あー、潮の息子か!ならば、私の甥っ子と同然だ!あ、私は藤邦智、アリスのパパだ。気軽に智さんって呼んでくれ」




握手をされたかと思うと、ブンブンと音を立てて上下に振られる。




「パパっていう年じゃないでしょ」と毒を吐くアリスさんの声が聞こえた。





てか、甥っ子?意味が分からん。




「君のお母さんと私は姉弟同然に育ったんだ。まあ、彼女の方が遥かに年上だがね。ああ、私は君の身体のことも知っているよ」




話の切り替えが早すぎるのと内容がイマイチ理解できないことばかりで、頭が混乱してきた。



ん?



ちょっと待て、今この人、母さんが遥かに年上って言った?





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