Spice‼︎
土方は最後まで強引で
梨花が止めるのも聞かずに梨花を抱いた。

「待って…ちゃんと着けて。」

「中に出さないから。」

そう言って無理矢理梨花の脚を開いた。

土方は結局そのまま梨花の中で果てた。

梨花はそれで機嫌悪くした。

「ごめん、出来ちゃったら責任とるよ。」

そんな風に安易に考える土方が梨花をますます不機嫌にさせ、顔を見るのも嫌になった。

「2度と会いたくない。」

そう言って土方を部屋から出した。

それが土方との初めてのデートだった。

「涼はまだ結婚してなかったんだね?」

「梨花を忘れられなかった。

そう言って欲しいか?」

土方が梨花の目を見てそんな事を言って揶揄う。

「バカじゃないの。」

怒る梨花を愛しそうに見て

「変わんねぇな。」

と笑った。

そしてさりげなく本気か冗談かわからないように

「梨花…ホテル行かねーか?」

と誘った。

「行かない。妊娠させられたら困る。」

その言葉に土方も最初の時を思い出した。

「妊娠させちゃえば良かったな。

そしたら俺のモノになったのに…」

そう言って梨花の手を握った。

梨花のカラダの奥が疼いた。

そして3時間後、梨花は土方とベッドの上に居た。

桐原とも風間とも違う指や舌が梨花のカラダを刺激する。

昔とは少しも変わってなくて強引で
土方は梨花の首を軽く締めながら果てた。

「お前、感じやすくなったな。

社長の息子は結構やり手だな。」

そんな事を言って梨花の髪を撫でる。

風間だけじゃない。桐原が最初に梨花を変えたのだ。

梨花はそんな事を思いながら
シャワーを浴びにいく。

「泊まってかないのかよ?

どうせ1人だろ?」

その言葉に胸が痛む。

「ペットが待ってるから。」

「え?何飼ってるの?」

土方は半分カラダを起こして聞いた。

「社長の息子。」

そう言って梨花は部屋を出た。












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