ヴァージンロード <続>Mysterious Lover

「お前…………なんで中身がチョコだって知ってるんだ?」

『え? え……えーとぉ……』

「食ったのか……」

『あ……えーとぉ』
目が、完全に泳いでる。

「食ったんだな!?」

『しょ、賞味期限が迫ってたんだよね! ほら、やっぱり無駄にしちゃうのももったいないし!』

「賞味期限て漢字読む前に、数字読めよっ! 一体期限はいつまでだったんだ!?」

『…………ぼく、数字弱いんだよねぇ』

「ごまかすなっ!!」

「食べられちゃったの?」
オレの声から大体の事情は察したらしい奈央さんが、
くすくす笑いながら、後ろから覗き込む。

『あ、彼女がナオ? ついにご対面できたね! ハローハロー!』
ぶんぶん手を振るライアンに、奈央さんも愛想よく手を振り返してる。

『あぁ〜あ、タクミ、彼女のこと壊しちゃわないように気を付けなきゃ』
イヤホンから、からかうようなライアンの声が流れ込んだ。
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